MSCプレチオーサクルーズ2日目-4
今夜のディナーはフォーマルナイト(正装)だ。
母は着付けの準備に入る。
私はかぶるだけの黒のワンピース。
髪は夜会巻き。手間なしだ。
しかし思っていた以上に母の着付けのお手伝いをさせられる。(笑)
母もかなり久しぶりの着物。
家で練習して来たと言っていたが、
いざ船室でトランクから必要な物を出して…..
では勝手が違う様だ。
私は着物を自分で着た事がないポンコツなので、
母が次にどの紐が必要なのか?
どこを押さえてあげれば効率的なのか?
が全く分らずアタフタ。
最終的にはお部屋内の母がすぐ手が届くところ
全てに着物関係のものがずらっと並んだ。
-
- ソファーの上
-
- 丸いコーヒーテーブルの上
-
- ライティングデスクの上
-
- ベッドの上
- ベッドサイドテーブルの上….
(以後、ソファーとデスクの上は完全に母のものが置かれ、
私のテリトリーは自分のベッドの上のみとなる)
(哀)
お友達同士でクルーズに行くときは
スペースの占有にご注意を♪
(^_-)-☆
この記事は地中海クルーズヨーロッパ旅行記2016夏の2日目の4です。
最初から読みたい!っていうかたはまとめチャートからどうぞ!!
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目次
念願のクルーズで着物の夢をかなえた母
ここで母の着物の話。
私の妹がクルーズへ行く母にプレゼントしたものなのです。
妹は2人の男の子の母親で会社員ですが、
週末のみ着付けの先生をしています。
母は元々このクルーズに着物は1着のみを持参するつもりでした。
(長年愛用のもの)
帯締め1本を新調するつもりで妹に連れられ呉服店へ行った母、
お店ではあらかじめ妹から店員さんに全て話が行っていて、
あとは好きな生地を選ぶだけで着物が手に入る流れだったそうです。
「私はお姉ちゃんの様に
お母さんを旅行に連れていってあげられないから、
せめて晴れ着をプレゼントさせて。
事前に言うとお母さん絶対遠慮するから、
サプライズにしてたの。ごめん♪」
後日、この話を母から聞かされ、びっくりする私。
妹よー!ありがとうー!
でも姉は母親の旅行費は出していないのだよー!
ワリカンなのだよー。
すまない。(ノД`)・゜・。
母は「ちょっと私の年齢では派手かしら?」といいながら、
薄いピンクの地模様の生地を嬉しそうに鏡の前であててました。
お母さん。全然派手ではありませんよ。
沢山写真撮ろうね!
あとになって知ったのですが、最近はおもてうら着られるリバーシブルの着物
というのもあるようです。
これなら安いし、場所も取らず、重量も1着分なので、クルーズ旅行にはもってこいですね!
慣れない環境での着付けに四苦八苦!ウェルカムパーティーに?!
着付けに思いのほか時間がかかる。
「ディナー中に崩れてきたらイヤだから」
何度かやり直しをする。
冷房の温度をかなり下げて着付けを始めたが、2人とも汗がにじむ。
ディナースタートは19時から。
その前に旅行社主催の私達日本人だけのウエルカムパーティーがあり、
その後、今度は船長主催のウエルカムパーティーというタイトルで、
船内数箇所のバーに行けば無料のアルコールが振舞われる。
(どちらも任意参加)
↓カウンターにはすでに沢山の無料カクテルの準備がしてある。
なんとなーく予想はしていたが、 スポンサードリンク
着付けに時間がかかり、
やっぱりどちらのウエルカムパーティーにも間に合わなかった。
しょうがないね。今日は母の晴れ舞台だもの。
母のキモノ効果は・・・?
ディナー時間直前に着付け完了!
アラベスクレストランへ向かう。
すれ違う方達が皆きらびやか。
さすがフォーマルナイト。
皆さん、母を見るなり
小さな声で「キモノ、キモノ….」と口ぐちにささやいてる。
みんなキモノという単語は知っているのね?
着物着ているのは私ではないけれど、注目のおこぼれを浴びれて
ちょっと気持ち良かった♪
(´艸`*)
このクルーズ船プレチオーサでは”ガラディナー”(Gala Dinner)と呼ばれています。
ガラには”特別な催し”の意味があり、
本来はガラディナーというのは大みそかやクリスマスなどの特別な日の特別な夕食を指します。
正装ではなく盛装(華やかないでたち)が必須です。
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